「最適な資金調達方法が知りたい!!」
そんな方に向けて今回は法人が利用しやすい資金調達方法について解説していきます。
事業を継続・発展させていくために、資金の確保は重要なことです。
しかし、資金調達には様々な方法があり、資金調達方法に悩みを抱えている方も多いと思います。
今回は、状況に応じた資金調達方法と同時に、各資金調達方法の特徴について解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
〇資金調達の際に気を付けること

1.詐欺に気を付ける
会社を経営していると、よく資金調達提案を行われることがあります。
ほとんどは、きちんとした金融機関ですが、稀に詐欺業者もいます。内容としては「先に保証金を払っていただければ、あとで融資金を振り込ませていただきます。」という提案を受け、保証金を振り込むと連絡が取れなくなるというケースです。
詐欺にあってしまうと取引業者や金融機関からの印象も悪くなるので、詐欺には気を付けましょう。
2.経営権を取られる
エクイティファイナンスの第三者割当増資など、株主から投資を受ける際は、経営権が取られてしまうリスクがあります。
株式会社を運営する上で、1番の権力者は会社が保有する株を1番多く持っている株主となります。その株主の発言は守らないといけないので、経営権だけではなく役員会議などで役職を外されてしまう危険性もあります。
投資を受ける際は、投資家の持ち株比率が自分の持っている株の比率を上回らないように気を付けましょう。
3.慎重に返済計画を立てる
会社の経営が苦しい時など、資金調達を焦っている場合は、どのような条件でも資金を調達しようとしてしまいますが、そんな時こそ慎重に返済計画を立てましょう。
自社の経営状況をはじめ、利益率、人件費など支出額と収入額を確認し、これから返済していける金額を借り入れるようにしましょう。
また、民営の金融機関より国営の金融機関の方が金利が安かったりするので、確認してみてくださいね!
〇法人におすすめの資金調達方法はコレ!

■日本政策金融公庫
日本政策金融公庫は、国が100%の出資を行っています。中小企業やこれから起業をしたい人を支援する目的で設立され、低金利で返済期間が長いことが特徴です。
様々な融資項目があり、一度廃業をしてしまった人でも融資を受けることが可能となっています。審査が長いことがデメリットですが、365日24時間インターネット受付をしています。
・日本政策金融公庫のここがすごい!!
日本政策金融公庫のすごいところは、「創業融資」として最大3,000万円の借り入れが、金利2%台で受けられることです。
また、担保や保証人も不要で代表者個人には責任が及ばないようになっています。代表者が希望すれば連帯保証人になることもでき、その場合は金利が0.1%低減されます。
「創業融資」の利用条件としては、創業資金総額の10分の1以上の自己資金を確認できることや従業員の雇用予定の有無などがあります。
■ファクタリング
ファクタリングは、会社の売掛金を早急に現金化したい場合に有効的な資金調達方法です。ファクタリングは融資やローンではないため、負債になりません。ファクタリングは、売掛債権をファクタリングサービス会社に渡すことで、手数料が引かれた売掛金の代金をもらうことができます。手数料がかかってしまうため、本来の売掛金よりも金額は下がってしまいますが、担保などが必要ないため手軽に利用することができます。しかし、売掛先の信用力が審査対象になるため、売掛先の経営状態によっては審査に落ちてしまうこともあります。
・ファクタリングのここがすごい!
ファクタリングは、自社が赤字決済や債務経過、税金滞納をしていても利用することができます。会社の信用力が下がり、融資や投資が受けられない場合は、最適の資金調達方法となります。
また、ファクタリング会社によっては、即日で資金調達が可能となっており、スピード面では1番の資金調達方法です。
■クラウドファンディング
クラウドファンディングは、専門サイトや自社サイトなどのインターネットを利用し、不特定多数の方から資金を得る資金調達方法です。
これから起業する場合は、クラウドファンディングで資金を集めることで、リスクを負って自己資金を削る必要がなくなります。
クラウドファンディングは、支援者に金銭的なリターンが必要な「投資型」と、金銭以外のサービスや商品のリターンが必要な「非投資型」があります。また、寄付という形で支援を行う「寄付型」もあります。
「寄付型」で資金を調達することができた場合は、集まったお金が全額寄付になるため、支援者に何かリターンをする必要がありません。
・クラウドファンディングのここがすごい!
クラウドファンディングサービスを提供している会社は、基本的に完全成功報酬型となっているので、出資を募ることは無料で行うことができます。
また、賛同してくれる支援者が増えることで会社の知名度やファンが増え、資金調達以外にもメリットとなる点があります。
■銀行融資
銀行融資は、銀行などの金融機関に融資をしてもらう資金調達方法です。銀行からの融資は、会社の負債として計上されます。
銀行融資は、クラウドファンディングなどと違い、審査に通れば確実に融資を受けることができます。また、日本政策金融公庫よりも審査機関が短く高額な融資を受けられる可能性があります。
しかし、銀行からの融資は基本的に担保や保証人が必要となるので、慎重な返済計画を考えてから利用するようにしましょう。
・銀行融資のここがすごい!
融資を受け、毎月返済期日を守ることで、会社の信用力を上げることができます。
銀行は比較的審査が厳しいので、日本政策金融公庫など融資されやすい場所で返済実績を積むと審査に通りやすくなります。
■補助金・助成金
多くの補助金や助成金は、中小企業やこれから起業する方を支援する目的となっています。
補助金は審査があり、様々な条件をクリアし審査に通ることができればお金を受け取ることができます。助成金は、条件を満たしていれば審査なしでお金を受け取ることができます。
補助金や助成金の情報は厚生労働省や経済産業省などのサイトに掲載してあるので、ぜひ確認してみてくださいね。
・補助金・助成金のここがすごい!
補助金や助成金は、ほとんどの場合返済する必要がありません。
審査や条件を満たしていれば、返済の事を気にせずに資金を得ることができます。ただし、利益が限度を超えた場合は、「収益納付」という規定が設けられており、返済しなければならないケースもあります。
〇まとめ
今回は「法人が利用しやすい資金調達方法」について解説させていただきました。
資金調達方法を5つほど紹介させていただきましたが、おすすめの資金調達方法は「ファクタリング」です。
手数料で売掛金の数%が引かれてしまうデメリットはあるものの、負債として計上されないので、会社の信用力を上げることができます。また、即日から資金を調達できるのも魅力的ですよね。
資金を調達する場合は、ぜひ「ファクタリング」を検討してみてくださいね。